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まめ日記*ichigo-ichie

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博士の愛した数式

博士の愛した数式  小川洋子 著



1992年3月、家政婦を仕事にしている「私」は、あけぼの家政婦紹介組合から、ある老人の元へと派遣される。 彼の顧客カードにはブルーの星が9つ押してある。そう、「私」の前に9人もの家政婦がクビになっているのだった。 



その老人はかつては数学者として期待されていたが、17年前交通事故に遭って以来、記憶の蓄積は1975年で止まっており、現在の記憶は80分しかもたないのであった。
彼-博士(これは私と息子がつけた呼び名だが)-は初めて会う人に靴のサイズや誕生日を尋ね、答えた数字からいろいろな数式を導き数学の美しさを語りだす。
はじめは奇妙に思えたが、だんだんと博士の人柄と、数式に心が和んでいくのでした。



☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

記憶が80分しか持たない博士と、私、私の息子のルート(√)3人で過ごす少し風変わりでやさしい時間が、心にじんわりしみこんで来ました。
毎朝目が覚めるたび、スーツの袖に手を通そうとしてメモを見るたび絶望のふちに落とされる博士が痛々しい。
そしてその衝撃を少しでも和らげようと、心を砕き落ち着いた対応をする私とルートが、さりげなく、あたたかく感じられて、読んでいるうちに癒されていきます。



帯にもあるんですけど、こんな貴重な日常を過ごせるって事は世知辛い現代においては奇蹟なのかもしれないですね。
 

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