まめ日記*ichigo-ichie

一期一会を大切に、日々出会った人やモノ、 ふと気になったことなどを気ままに綴っています。
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[本] 小暮写眞館

小暮写眞館 (100周年書き下ろし)小暮写眞館 (100周年書き下ろし)
(2010/05/14)
宮部 みゆき

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宮部さんの本は2,3冊しか読んだことがないので、彼女のファンの方の評価とは違うかもしれませんが、個人的には読んで良かったと思える作品でした。

ほんの少し、『ステップ・ファザーステップ』を思い出し、緩やかな日常に北村さんや江國さんを思い出し。
ちょっと笑って、ちょっと泣いて。
講談社100周年を記念して書き下ろし100冊、の1冊だったんですね。

##
花菱家が、小暮写真館があった場所に引っ越してきたところから物語は始まる。
花菱秀夫と京子夫婦。高一の息子英一と、8歳年下の弟光(ひかる)。
秀夫は少々変わっていて、もう古くて取り壊さなくてはいけないような写真スタジオ付きの家に、そのまま住もうということで、スタジオをリビングに改装したものの、写真館の玄関側のガラスのディスプレイや、『小暮写真館』の看板をつけたまま、一家で引っ越してきたのだ。
そんなある日、小暮写真館の封筒に入った一枚の写真が持ち込まれる。。。

(この後はネタばれです)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(ここからはネタばれです)

宮部さんはこの700ページにわたる作品を1年9ヶ月ほどかけて書いていらっしゃいます。
4章の前半2話は日常ドラマに心霊写真や謎解きといったスパイスを加えて。
第2話は子供の心情や英一と垣本順子との関係性が深まっていくことへの予兆。そしてラスト、風子の死をめぐるそれぞれの自責の念の吐露と英一の恋(と呼んでいいんだよね)の顛末がキレイに展開していきます。
キレイ、と書いたのは、何というか、心をえぐられるところまではいかず、私のこれまでの経験の中でも想像できる進み方だったからかもしれません。

英一の青春物語、でもあります。親友のテンコ、コゲパン、橋口君に鉄道愛好会の面々・・・
ストーリーを読むと、英一は大人みたいな思慮分別がある気がして、テンコたちに突っ込まれる時以外は高校生とは到底思えないのだけれど・・・まぁそこはよしとしましょうか。


すべて読み終えて、装丁を改めて見渡して深いため息をひとつ。
私が買った第3版の帯にある『小説史上最高に愛おしいラストにあなたは何を思う、誰を想う?』を見つめる。
これから、長い夜になりそうです。
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【 2011/09/17 (Sat) 】 和書:小説・エッセイ | TB(-) | CM(3)
宮部 みゆき
青春小説なのでしょうか?
私は推理小説の「宮部みゆき」さんが好きです。何と言っても、「火車」e-2そして「理由」を読んで好きになりました。

魔術とか心霊何とかは、苦手ですが、今月「魔術はささやく」がTVドラマで有っていたのは、録画して見ました。

あれこれ文句は言いますが、やっぱり一応抑えて、、って事ですねv-290

【 2011/09/26 】 [ 編集 ]
↑HPを忘れていました。
同名の方がいらしたら、分からないですね、失礼しました。
【 2011/09/27 】 [ 編集 ]
あ~ちゃん さん、
あ~ちゃん、こんにちは!
コメント&URLも付けてくださりありがとうございます。もちろんわかりましたよ。

はい、こちらは青春小説といって良いと思います・・・軽ーく推理が入るところもあるのですが、それよりは人間ドラマ的側面が大きいです。

「火車」、私も好きです~^^ たしかブログにもアツイ感想を書きました。
発売から随分経ってから読んだのですが、衝撃と言うか、すごい!!と思った本です。

好きな作家さんがいると、ひとまずどの傾向(ジャンル)の本でも読んでみようかな、と思いますよね。
新しい発見があるかもしれませんし。。
「魔術はささやく」、是非楽しんでみてください^^

【 2011/09/28 】 [ 編集 ]
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