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まめ日記*ichigo-ichie

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[本] 風に舞いあがるビニールシート

風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)
(2009/04/10)
森 絵都

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私は普段短編集はあまり読まず、更にはグッと心をつかまれることは少ないのですが、この作品は、素敵でした。
大好きになりました。

文体はしっかり読ませるタイプの文章、と言ったらいいでしょうか。一から十を語る描写ではなくて、guessを必要とするタイプ。
なんて言ったらいいのかな。
たけしさんが以前映画の撮り方の例として言っていたのですが、「ピストルで人を撃ち殺すシーンをまんま撮るんじゃなくて、5人位胸や頭から血を流して倒れている人を映した後に、ピストルだけを撮るんだ。すると、あぁ、5人はピストルで撃たれて死んだのかな、って思うだろ」っていう景色のような。
なので、一文ずつ割と丁寧に読みました。
☆☆☆☆☆☆☆☆

表題作はテレビでちらっと見ていたので、お二人のイメージを抱きながら、読みました。
深く、心に沈みこんでいきました。
どこまでも愛していても、求め続けても、与えきることができなかった、わかり合えない部分があって。
それは絶望的につらいんだけどね。
それでも愛は心に刻み込まれるから。

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